麻雀・マージャン
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麻雀・マージャン
新麻雀放浪記―申年生まれのフレンズ (文春文庫 (323‐1))
/ 文芸春秋 / 文芸春秋 /
雀聖も歳をとる。
四十歳になった坊や哲。しばらく前にバクチからは足を洗い、両親の住む実家でのらりくらりと居候生活をしていた。
ある日、哲は煙草の万引きで捕まる。(店員に捕まるという)自分の失態への憤懣から店員を殴り、豚箱に入れられてしまう。刑務所をでてから独房で出会った大学生の若者と競艇に行く。哲は若者を「ひよっこ」と呼ぶ。ひよっこは自分の運の強さを信じて強気で攻め、勝ち続ける。二人は麻雀でも勝負をする。哲はひよっこから「師匠」と呼ばれながら負けてしまう。この若者によって哲は久々に博徒として目が覚める。
ひよっこは博打を人生の一部としてやる。本職は別にある。例え一時博打しかしなくとも、必要とあれば他の仕事をして暮らしていくことが出来る。 一方、哲は博打が人生であり、他に選択肢はない。
哲は時代の変化を感じながらも、このスタイルを守っている。博打を打ちながらも恋人やその両親を抱えるひよっこと、孤独な哲の生き方は時代変化の顕著な例だ。ひよっこを相棒にして哲は、再び博打の世界に復活する。哲は行く先々の賭場でひよっこに自分の博打哲学を語る。他人に博打のノウハウを教える自分に老いを感じながらも、哲のツキは上がっていく。この博打についての経験や法則からは人生に対する鋭い視点を感じる。一面では説教だが、身を切って学んだ事実のすごみがある。
それにしても、格好悪い坊や哲は、ユーモラスだけどあまり見たくないな。
麻雀放浪記版「喪神」
この本は麻雀放浪記であって麻雀放浪記でない。
したがってドサ健などは残念ながら出て来ない。
しかし舞台背景はあの麻雀放浪記から10年以上経った「私」であり「哲也」だから、
まぁ繋がっていると言えば繋がっている。
今回は麻雀に限らずカジノ(バカラ)でのシノギもメインの一つ。
もういい歳になった「私」と、その弟子(みたいなの)のやりとりが見所。
阿佐田氏自身、五味康祐氏の「喪神」を読んで強い印象を受けた、とどこかで書いていたが、
まるでその五味氏の「喪神」をどこか臭わせる師弟関係が描かれている。
エンターテインメントと私小説の融合
マスメディアによって麻雀の神様と祭り上げられた作者は、そのイメージを利用した反面、現実の自分と虚像の間のギャップに忸怩たる思いを抱いていた節がさまざまな著作に認められる。
そのような自分自身を主人公として設定し、負けつづける弱いヒーローとしてうじうじし続ける様を描いたのが本作。思わず笑ってしまいそうになる終盤のどんでん返しの描写は絶妙。
マイコミ麻雀BOOKS 麻雀 実戦捨牌読み
/ 毎日コミュニケーションズ / 毎日コミュニケーションズ /
考え方が理解できます。
このような本に興味を持つ人は、
間4ケンが危ない、など、基本(中の基本)はだいたい知っていると思います。
ですが、その先のステップとして、どのような考え方をすればいいかは難しいところだと思います。
私はそうでした。
この本は、その考え方をきっちり順序立てて説明してあるので、わかりやすいです。
さらに、章ごとにある練習問題が理解度を上げてくれます。
捨牌のパターンも、非常に多くの種類を網羅しています。
最近の麻雀に多い、赤牌が入った場合も考えています。
この本1冊あれば、捨牌読みについては十分だと思います。
(というか、これを超えるレベルがあるとしても、理解できないか、精度も落ちてくると思います。)
おすすめできます。
捨牌読みの中では一番
対象は中級者
この本の私的ポイントは、鳴きへのケアとしての捨牌読みである。
リーチには降りる人も鳴きには、無謀な打牌をしている人が見受けられる。
隠れドラドラ、ドラ3に簡単に振ることこそ、なかなか勝ちきれない理由なのである。
本書の何切るは、リーチに対して押しすぎである。
一方で鳴きに対しては、非常に良い打牌をしている。
鳴きに振りこみすぎている人は、科学する麻雀のフーロ数と巡目に対するテンパイ率を頭に叩きこんだ後で
この本で鳴きに対する打牌を勉強して欲しい。
麻雀放浪記(三) 激闘編 角川文庫 緑 459-53
/ 角川書店 / 角川書店 /
何度読んでも飽きることがない。日本が誇るエンターテイメント小説(激闘編)
この激闘編に登場するギャンブラーは皆、キャバレーの経営者、金融業、インチキ出版社の経営者など裏街道ではあるが皆本業を持っている。ギャンブルは小遣い稼ぎであり、全てを賭けるものではないと考えている。出目徳の息子に三井にいたっては、ギャンブラーとしての父親の生き様を全く認めていない。時代の移り変わりである。
坊や哲も給料取りになるのだが、どうしてもサラリーマンにはなりきれず、アウトローの匂いを撒き散らしている。やはり、自分で決めたルールには忠実であろうとするが、時代がそれを許さない。
この作品には「青春編」で登場した人物も描かれている。女衒の達、ドサ健、そしてなんといってもチン六である。この作品のラストは、バラック小屋での坊やとチン六達のチンチロリンのシーンとなっている。坊やも含めて落ちぶれた男達である。このシリーズはチンチロリンのシーンで幕を開けるのだが、このラストも、時代の流れに乗れない男達には相応しいシーンである。
「青春編」に始まったこのシリーズは、「風雲編」を経て「激闘編」で一度区切りとなるのだが、その後「番外編」と続く。本当の完結はこの「番外編」である。その後発表された「新麻雀放浪記」は別の作品である。「青春編」から始まる4作品は、何度読んでも飽きることがない、日本が誇るエンターテイメント小説である。
作品の内容とは関係ないが、やはり、阿佐田哲也の作品のカバーは黒鉄ヒロシの絵が最も似合う。阿佐田哲也の作品の世界にピッタリの絵であるのと同時に、作品の主題を明確に表現している。
戦後のハイエナ達
もうページがスラスラ進んじゃう。
休憩入れる暇がない。
次へ次へと先が気になる。
読後、何度でも読み返したくなる。
そして登場人物の魅力的なこと。
繰り広げられる展開の面白いこと。
つまりこれはそれだけの名作なのだ。
池波、藤周あたり読むならこっちの方が断然面白い。
そして司馬遼、浅田ではとうてい書けないハイエナの世界がここにはある。
黙って読むべし。
新旧激闘
全4作の3作目で激闘編タイトルどうり激闘です。
戦後から変わりゆくのは世の中だけではない、その流れが玄人(プロ)の常識も変えてゆく、博打一筋の玄人”坊や哲””ドサ健”らと新たな副業的玄人達との激闘が描かれた作品
敵手看破完全マニュアル (マイコミ麻雀BOOKS)
/ 毎日コミュニケーションズ / 毎日コミュニケーションズ /
読みやすい。
敵手看破の類の本の中では秀逸だと思いました。井出洋介さんや田村光昭さんの本を見たことがありますが、井出さんほどリクツっぽくなく、田村さんほど難解でもない。1つ1つのテーマに対する解説が、とても分かりやすく文章量も丁度良い。
もう1つ、とてもバランスが良いのは、「プロでもすべての打稗の手出し/ツモ切りを記憶している訳ではない(2,3手に注目)」「読めても2点までが限界」「捨て稗以外にも、態度の変化を見る」「稗の出所を見る」など、単に目の前に見えている捨て稗相だけから何かを判断するのではなく、総合的な要素や読みの限界まで含めて、実戦的にどう対応すべきか、が良く分かる本になっています。
守備の戦術書
モンド杯のナビゲーターもやっている梶本プロによる敵手看破マニュアルです。
第1章 待ちより先に読むべきこと
第2章 切り順からわかること
第3章 相手のキズを探せ
第4章 見えない情報を探せ
第5章 手牌読みと対応
第6章 ブレイン麻雀(=いわゆるヘッドホン使用麻雀での実戦)
非常に読みやすい内容で、初級者でもスラスラ読めてしまうと思います。また一般的な看破法に加え、梶本プロならではの繊細な読みはとても参考になりました。
超攻撃麻雀ヒサトノート (MYCOM麻雀ブックス)
/ 毎日コミュニケーションズ / 毎日コミュニケーションズ /
天下無双の攻め!(ただし技術ありきであることが前提)
"佐々木ヒサト好き"な私でも最初は「何故これで勝負に勝てるんだ?」と思っていましたが…守備型&技術重視な人にこそ読んで欲しいと感じました。(実際自分がそうだったからです…苦笑)
『多少の危険を冒さずに、親のマンガンを手にしようなどムシが良すぎる』
『テンパイという最低限の土俵に立たなければ、自らのアガリもない』
『一枚の安全牌よりも一枚の有効牌(あくまで序盤〜中盤であり、他家リーチの場面"でも"ゴリ押しするという意味ではなく)』
などなど…感心させられっぱなしでした(※確かに、相手のリーチをかわし、危険牌を止め、回し打ってウマくアガる…っていうのが理想ですけど)
ヒサト的オリ時の基準についても述べています。
『親番トップでテンパイでも勝負する気のない手なら"アガリに執着せず"確実にオリる(相手が明確に一色手系の捨て牌だとか)』
『割に合わない勝負は極力避ける(例えドラがアンコでも)』
オリてないだけの麻雀?ご冗談でしょう…勝負に行く覚悟が多いだけに明確にヒサト的スタンスが確立されていることがわかると思います。
精神的な強さを与えてもらえる一冊ですが、どちらかと言えば戦術書であると思います。荒先生がヒサトに惚れ込む理由にも納得ですb
(※私の場合は攻めっ気が増えてうまい具合に作用したのかもしれません。攻守4:6から7:3になった感じですかね)
ヒサトが好きならどうぞ。
ほかにレビューを書いている人は「彼は降りないのではなく自分の考えがある」みたいな事を書いていますが、本当にヒサトは降りないだけです。ただ降りるときというのは、2軒リーチに挟まれたとき、相手が役満狙いのとき(白発をポンしてるなど)そんなものです。
この本の通りに麻雀をやっても、絶対にトータルでみてもプラスにはなりません。確実に負け越します。たしかに勝つときは馬鹿勝ちするでしょう。しかし負けるときはハコテンなどになるような初心者麻雀です。たしかに麻雀は無スジの牌をリーチ者に切り飛ばしても当たる可能性は低いです。リャンメン待ちなら2種類の牌以外はすべて通るので通ることのほうが多いでしょう。それで自分が相手のリーチをかいくぐり上がれたとしても、相手の手にぶち当たることも必ずあります。安い手でもゼンツッパな分、自分はかならず負け組みになります。
たしかに麻雀歴が長く上級者の人はこの本を読んで「面白いプロもいるなぁ」ぐらいに思いながら楽しく読めるでしょうが、初心者、または中級者の人はあまりこの本はおすすめできません。実際佐々木プロの対局をテレビなどでみてみても、半チャンが終わったあとかなりの凹みで負けているような映像しかみてません。馬鹿勝ちしたまま対局を終了するのはまれです。
ヒサトの場合途中で50000点超えしても、全然降りないので最後には結局ラスになったなどという試合もいくつも見てきました。
この本を読むなら、滝沢プロの本あたりを読んだほうが全然いいのでは?と思います。
(ヒサトプロの事すごく悪く書いてますが自分は凄く大好きです。><b)
攻撃的な姿勢
生活がかかっていて絶対に負けられないという著者の攻撃的な姿勢が伝わってきた。相手が攻めてきても基本的にはおりず、より高得点を目指すために積極的にリーチをしかけていく。大事なのは相手に威圧感を与えてこの男には勝てないと思わせること、という著者の考え方には共感できた。麻雀の解説以外のエッセイも著者の生活の様子が具体的に描かれていておもしろかった。
こんな麻雀打ちたいです。
最初に言っておきますが、ヒサトプロは盲目的に”オリてない”のではないということ。
それは攻撃と守備の比率の問題であると思います。例えばヒサトプロでいうと、攻撃:守備が8:2或いは9:1という比率なのかもしれません。(文章中にも彼なりの”オリる”、”引く”、”攻守のバランス”という言葉が出てくることからもそれがわかります。)
本書は攻撃に絞って書かれたものであるため、”攻撃・守備が偏りなく平均的にできなくてはだめ”という持論の人には向かないかもしれません。但し麻雀に行き詰ってしまっている人や何かカンフル剤が欲しいと思っている人にはお薦めできます。
自分もこの本を読んで闘争心に火がつきました。
精神的支柱になりうる本
この本で、牌効率・場の状況の対応を勉強したいというなら違う本をお勧めします。
この本はとにかく「リーチしてつも上がる」ことを重視する。
それはフリーで鍛えられた彼なりの行動様式なのであろう。
モンドでもラスの連続をとりながらも(四連続ラス?)決勝に残ったのは、(モンドの伝説として語り継がれるかも?)
「現状の得点に満足せず」
「得た点棒を資本にしてさらに点棒を稼ぐ」
といった哲学からであろう。
降りていないという印象を持つ人もいるだろうが、
たとえば3900リャン面テンパイで現物牌中抜きしているような打ち手よりはましであると思う。
最初に述べたが、この本で何切る・場状況に応じた何切るを期待しないほうがいい。
<初めて麻雀の本を買う人>は、東大式や超・科学する麻雀などから読むことをお勧めする。それを読んだ上で、スタイルつくりのためフォームつくりのために読む本と捉えるべきであろう。
私が確認した時点で2刷であった。
麻雀の本で2刷は比較的売れている部類のものだと思う。
この本は
第一章 勝利への執着
第二章 勝利への道筋
第三章 東風風のすすめ
第四章 実戦競技麻雀
第五章 実戦・フリー麻雀編
と章の間に総計してエッセイ4個+4問の何切るがある。
各ページの構成としてはテーマ→牌姿をあげて説明するといったパターンのものが大半である
現代麻雀の考え方がわかるし(寿人はメンバーの仕事をしていたし)、
なかなかとつげき東北の考え方に近い(寿人自身は流れ信者だと思っているようだが)ので
私は、麻雀の本の中でかなりおすすめな部類のものであると判断する。
「真剣」という漫画バージョンもあるので気に入った人はそちらも購入をお勧めします。
打姫オバカミーコ (15) (近代麻雀コミックス)
/ 竹書房 / 竹書房 /
漫画として評価するか麻雀書として評価するか
漫画としてはほどよくまとめられていると思います。
馬杉との直接対決を制して優勝する対局にコミックの殆どを
費やしており、クライマックスの展開としてよし。
その後は一息ついた「主人公達のその後」を軽く紹介して
〆るパターン。
波溜がはたして返り咲く事はできるのかという、我鷹との
対決は、確かにあっけなく1話での展開で終了となっていますが、
この作品のテーマとしては主戦級の伏線ではないのでこの短さは
「最終話での、その後の話としてのネタ」として使われたので
あれば仕方の無い短さでしょう。
もしこのネタを展開させて最終話のテーマとしたいならば、
ミーコの優勝戦の直後に持ってくるのはおなかいっぱいなので、
数話程度1話完結ネタを持ってきてからの開始じゃないと
疲れてしまったところでしょう。
問題は、1巻から麻雀をロジカルに進めていこうという趣旨が
最後に破天荒な展開でミーコや波溜が勝ってしまうために、下手
するとこの作品のテーマが崩壊してしまうと思われる点。
「なんだ、結局運かよ!」といわれても仕方ないのでは?という勝ち方。
確かに麻雀を愛する者がツキを引き寄せるんだというのは皆さん
打っていれば時々感じる人知を超えた事かも知れませんが、
それ以上に打ち筋を重要視して教本化、定石化させて私達に紹介して
ミーコと一緒に読みながら私達も強くなっていくのがこの作品だったと、
勝手に思っていたのですがね(笑)
結論は、麻雀教本として私は読みがちだったのですが、やはり
基本は漫画なのであって、エンターテイメントを損なわないで優先させる
のが本筋なのでしょうね。
というわけで、麻雀漫画として楽しめる作品ですので、麻雀教本と
誤解して読まないでいれば、気にならないですのでオススメです!
最終巻です
いよいよ最終巻。
ミーコが女流風王位戦で馬杉と三度目の対決をします。
波溜の教えを守りつつも、ミーコらしい(おバカな?)打ち筋を見せます。
ミーコは馬杉との激闘の中で、麻雀の楽しさを再認識することになります。
最終局はややチートな展開ですが、まぁそれもおバカのなせる技なのでしょう。
この物語の本当のクライマックスは、
なんといっても波溜のタイトル奪還なるか否か。
「麻雀の神様は二度と波溜に微笑まない」
江戸木の預言を打ち崩せるか、それが楽しみでした。
…が、ちょっと物足りない。
波溜と我鷹の決戦の描写は思ったより多くなく、少し呆気なく感じました。
この二人の対決はこれまでも白熱した展開が描かれていましたし、
最後なんだからもっと盛り上がってもよかったんじゃないかなと思います。
この巻だけだと星4つですが、
全巻通しては5つ。
麻雀指南書として最適。ギャグセンスも良いし、楽しく読めます。
片山先生、おつかれさまでした。
アカギ 17 (近代麻雀コミックス)
/ 竹書房 / 竹書房 /
凶運が強運に勝つ方法。
いよいよ最終6回戦、アカギの流れは最悪。逆に、鷲巣は好調。
この劣勢をアカギは高度な技術でひたすら凌ぐ。
現実(リアル)では勝てないアカギは、幻影(イマジネーション)の世界で勝負する。
この17巻は、アカギの技術に感嘆する。
しかし、鷲巣の運は、遂にアカギの技術をも超える!!!
長い・・・。
福本先生の作品のおもしろさは読まなきゃ分かりません!<BR>読めば分かります!
祝テレビアニメ化
現実にやったら間違いなく手が止まり、勝負という段階にさえならないであろう鷲巣麻雀。
気づけば単行本何冊分に渡ってる訳でして、まだやってた・・・というのが正直な感想です。
ただ、それでも面白い。
何が面白いかと言えばやはりキャラの際立ち振りと独特な台詞回し。
麻雀自体は・・・まあ運先行というか宿命先行というか「こりゃありえませんよ!」
という打ち回しになってますので麻雀漫画としてはどうかな?とは思わなくも無いのですが
独自の世界をつくり、さらには独特の雰囲気を上手に伝えられるところなど、その辺りが流石福本さんという感じです。
福本さんの別作品「天」を読んでればこの漫画の結末は分りきってることなんですが、それでも「どうなってしまうのか?」と思わせる展開は素晴らしいと思います。
カイジ等がお好きな方でまだこの作品を知らない方には
是非とオススメできる作品です。
アニメ化も決定と言うことでそちらの展開も含め期待しています。
麻雀放浪記(四) 番外編 角川文庫 緑 459-54
/ 角川書店 / 角川書店 /
何度読んでも飽きることがない。日本が誇るエンターテイメント小説(番外編ではない完結編である)
この「番外編」での坊やは現役のギャンブラーではない。サラリーマンである。そして、主人公としては描かれてはいない。
主人公は、ギャンブルのためなら命と奪われることも厭わない、ギャンブルを最高の贅沢と考える男“李憶春”である。当然、戦後の混乱期でもない当時の世の中では生きてゆけない男である。「青春編」に登場するギャンブラー以上のギャンブラーといえる人物であろう。
ドサ健も彼なりに自分のルールに則って世の中を泳いでいるのだが、やはり昔とは違う。しかし、坊やもドサ健も、結局李憶春の世界に飛び込んでいく。彼に昔の自分の姿を重ね合わせたのか、ギャンブラーとしての血がそうさせたのか…。ラストシーンの物悲しさは、ギャンブルだけに生きようとして、時代に飲み込まれようとしている男達を描いたこの作品に相応しい。
この作品は番外編ではない。「青春編」に始まったこのシリーズは、「風雲編」を経て「激闘編」で一度区切りとなるのだが、シリーズの本当の完結はこの「番外編」である。それに値する内容とラストシーンである。その後発表された「新麻雀放浪記」は別の作品であろう。「青春編」から始まる4作品は、何度読んでも飽きることがない、日本が誇るエンターテイメント小説である。
作品の内容とは関係ないが、やはり、阿佐田哲也の作品のカバーは黒鉄ヒロシの絵が最も似合う。阿佐田哲也の作品の世界にピッタリの絵であるのと同時に、作品の主題を明確に表現している。
やっぱりこれでしょ。
この名作・麻雀放浪記シリーズを読まずして「小説好き」は語れない。
他の時代小説なんかより面白いんだから!
ちょっと一巻から読んでみなさい。
下手すると人生観まで変わっちゃうんだから!
だって登場人物達皆かっこいいんだもの。
関東VS関西
全4作の4作目番外編で、前3作とは少し違った目線で見られる作品。
主人公哲が玄人(プロ)を引退してからの話で、新たに加わる李億春ら関西勢力と”ドサ健”率いる関東の地元勢力が意地と技での勢力争い。
その後李の情熱により”坊や哲”がここに復活、そして選ばれた4人が最後の勝負に出る。この結果は本作にてご覧ください。
痛快麻雀小説!
麻雀小説と言ったら阿佐田哲也氏の「麻雀放浪記」としか思い浮かばない程に、この本にハマっています(笑)
そして、その没頭している「麻雀放浪記」で最も印象深く、読んでいる時に1番時が経つのを忘れてしまった作品が、
この「麻雀放浪記4 番外編」である。
この小説の面白いところはなにも麻雀を打っている(やっている)時だけでは無い。
登場する個性豊かな人物が繰り広げる行動、生き様を見る(?)だけでもタイヘン面白く、味わい深い。
普通の小説に飽きている方々にも、麻雀が好きな方々にも、是非とも一度は読んで見ると良いと思っています。
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